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急いで準備をして、彼が待っているリビングに向かった。
「お待たせしました。…椹木さん?」
デートだとワンピースにしたのがいけなかったのだろうか…?
口元を隠し、私を見つめる彼の頬が赤く染まっていた。
「…可愛すぎます。」
ボソッと言われた言葉に耳を疑ってしまう。
すごく嬉しかった。
「行きましょうか。」
そう言って手を差し出してくれた。
私はその手を取り、頷いた。
今鏡を見たら、絶対顔が赤いだろうなぁ…。
「どこに行くんですか?」
「秘密(笑)。きっと気に入ってくれるよ。」
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