始まり

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家に着くと誰がドアの前に立っていた。 まさか…あの人? 怖い…逃げてしまおうか? どうしよう…。 「美波さん?…お帰りなさい。」 「…えっ!?…龍也さん?」 ゆっくり近づいてくる彼。 街灯の灯りに照らされた彼の笑顔。 「…っ。」 思わず涙が溢れた。 「美波さん!?どうしたの!?何かあったの!?」 彼の胸に飛び込み、込み上げる感情に従い、涙を流した。 彼は戸惑いながらも私を優しく包み込んでくれた。
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