見えない想い

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落ち込んだ私を元気づけようとして、たくさんの面白い話をしてくれた。 久々に楽しくて、スッキリした(笑) また飲みに行こうねと約束して澪と別れた。 帰り道…龍也さんを想いながら帰る。 私は…彼に何をしてあげれるのかな? 何度も考えた事なのに、結局分からず終い。 気づけばアパートの近くまで来ていた。 「はぁ…」 「ため息は幸せ逃げちゃうよ」 「そうだね…。………龍也さん!?」 振り向くと笑いを堪えて私を見ている彼がいた。 「…もう、笑わないでよ!!びっくりしたんだから!!」 「ごめんね(笑)…今日は楽しめた?」 「…うん。うち入る?」 そう言うと嬉しそうに笑って 「じゃあ、少しだけ…」 と言った。
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