日常

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俺は家から出て急いで自転車に乗りこいでいた 『まじでやばいな… 今日遅刻したらまた居残りにされる…』 俺が通っている学校は某県の県立学校だ 正直そんなにいい学校ではない しかし俺がいるクラスの担任がみなから〈鬼軍曹〉と呼ばれるくらいおっかない先公なのだ 俺は世間で言う〈遅刻常習犯〉だった そのため〈鬼軍曹〉からもかなり目をつけられていた そして今度遅刻したら居残りをさせると言っていた 〈鬼軍曹〉が出す課題は精神的にも肉体的にも苦痛になるぐらい多いので俺は死にものぐるいで自転車をこいだ そして何とかHRが始まる5分前に教室に入る事が出来た 『あれっ?楓ぢゃん! 今日は珍しく遅刻しないで来たぢゃん!』 今俺に話掛けた奴は俺の幼なじみである〈田村京子〉 コィツは俺が遅刻すると… 『楓!! 遅刻ばっかりしてると留年するよ!?』 と言ってくる 『うるせっ! 別にお前には関係ねぇべ!??』 毎日こんな始まりである さすがの京子も俺が遅刻せずに来た事が物珍しそうに見ていた と言うよりもあまりにもビックリして唖然としていた
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