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俺は教室に入ってクラスの妙な視線を感じながら席に座った
『そんな物珍しい目で見んなよ…』
何か真面目に学校に来た事が結構久しぶりだったため不思議な新鮮感があった
『たまにこうやって普通に学校来るのもいいかもな』
そんな新鮮感に浸っていると
ガラッ
『おお~い全員席につけ!』
その一言でみなが席に座った
『ぢゃあ出欠を取るぞ…
あれっ!?
楓じゃないか
珍しいじゃないか
遅刻しないで来るなんてお前もやれば出来るじゃないか』
うるせっ
俺は『鬼軍曹』の『鬼の補修』が嫌だったから来たんだよ
じゃなかったら来ねぇよ
そんな事を心に思いながら座っていた
それから一時限目が始まった
やっぱり授業はつまんねぇなぁ…
『はぁ~…
ねみぃ…』
すると京子が
『何ため息なんてついてるの?
そんなに授業がつまらない?』
当たり前だ
授業を楽しいなんて思った事一度だって思った事ねぇつうの
そして俺はまたため息をついた
『俺…
幸せ逃げてるなぁ…』
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