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俺の言えた口ではないが、俺の学園の男子連中は正直頭が可笑しい。
「机がチョコレートでいっぱいだあ……男冥利に尽きるよ、ホント」
台詞とは裏腹に浮かれていないのは、この数多のチョコレートの差出人を予想できているからだ。
名前ではない。その性別だ。
その予想を裏付ける為に試しに、中でも豪奢な梱包の箱を手にとって添えられていた手紙を読んでみる。
「鶴来楓君へ。このチョコレートは今日中に返しに来て欲しい。カッコ櫻様同伴でカッコ閉じ。あとは解るよ、な? 心の友と書いて心友、西園寺栄司より」
チラチラとこっちを確認してくる自称親友を見て俺は──。
1.胸に秘めた正直な気持ちを告白する。
2.シュート。
3.一応数少ない友達だからと指示に従う。
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