💓兎な悪魔と狼な天使💓

悪魔な天使様

｢名前なんて聞いて、私を封印する気でしょ！！｣
｢まさか。そんなつもりはありません｣

変態天使はニッコリ微笑んで、あたしに近付いてきた。

｢いやぁ、寄らないでよ変態！！｣
｢貴女はまだ未成熟な悪魔。そんな悪魔を狩ったところで何の得もありません｣

やっぱりこいつド鬼畜！！本当に天使！？信じられない！

｢あなた、悪魔のが向いてるんじゃない！？｣
｢アーッハッハッハ！悪魔の方が向いている？褒め言葉ですか？｣

うにゃあ、話にならないよっ！ムカつく天使ね！！

｢悪魔になって神に裁かれれば良いのに｣
｢悪魔の分際で神頼みですか？愉快痛快ですね。恥を知れ｣

うきーっ！！ホントーに腹立つ！！なによこいつ、急に態度変えちゃってさぁ！！
・・・まさかマジに悪魔って言われて喜んでる・・・・・・の？？

うわぁ、いたぁーい。

｢地獄に堕ちてみる？｣
｢謹んでお断り致します｣

にゃろめ。

｢・・・それで、話戻すけど。帰っていい？｣
｢えーと・・・どの辺りに戻したのでしょう？｣
｢だから、封印も、消滅もする気無いってところ｣

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