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「大丈夫ですか?」
みんなが俺を心配してる。
そんなことより…今
今は…
なぜか汗が止まらない。
「雅彦凄い汗。」
「私、冷たい飲み物買ってきます。」
さっちゃんが走って自販機に向かう。
その姿がぼんやり見えた。
僕は… 俺は…
オレ?いやっ、僕は…
なんだ、頭が回らない。
どうしてこうなったんだ。
普通に電車に乗って
みんなと話して。
ホームは人混みで、めっちゃ暑くて。
知佳を見失いそうで…
そうだ…女だ。
俺を見つめたあの女。
俺を見ながら泣いてたんだ。
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