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「さっちゃんも俺と手を繋ぐ?」
松岡が連れてきた女の子にからかい口調で聞く。
さっちゃんっていうのか、この子。
さっちゃんと呼ばれた子は、顔を赤くして俯いた。
あれっ…珍しい反応
松岡が連れてきた女の子にしては、珍しかった。
松岡は俺から見てもかなりカッコイイ外見だ。
180cmの身長に、アッシュの短髪を立たせている。
さりげなく見えるルビーの小さいピアスがオシャレだ。
顔だちはモデルのような、切れ長の目がクールに見える。
だが、笑うとその印象を一変するぐらい優しくなる。
今日のファッションもジーンズに、白いデザインシャツとシンプルだか、その代物もセンスが見える。
靴は…白の革靴ね。
いいやつ履いてんじゃん。
まぁ…スタイル抜群で、容姿端麗だから非常にモテる奴だ。
俺は中身を知っているから、ただのチャラ男にしか見えないが。
そんな松岡が連れてくる女の子は、色気がひっついたような女の子や、ananのような雑誌を読みすぎたような女の子、清楚だろうとギャルだろうと、松岡に媚びる目をするんだが…
今目の前にいるさっちゃんは、恥ずかしがってるような、迷惑がってるようなそんな感じだ。
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