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果てしなく広がる白い景色
その全てが心と重なる
映し出す白銀の闇は静かに
静かに零度の空間を造る
寒すぎる雪の夜に
この部屋だけが異次元のように
眠れぬ夜を熱く狂わせて
危険な君と甘い香りに誘われて
絡み合う2人が踊る別世界
もう夢では終われない
永遠に舞い降りる粉雪が
砕け散った心と重なる
時計の針を戻してみても
孤独な夜に救いは無くて
雪の妖精の囁きに
僕は幻覚を覚えて
白銀の世界で独り迷子になる
錆び付いた身体に
深く浸食する冷気は
傷ついた心を激しく狂わせる
もうこの夢は終わらせて
輝く白い雪の結晶が
遠くの君を映す万華鏡のように
君は今どんな夢を見ているの
Love Song…
愛を語る歌を鏡に映して
Last Song…
もう2度と逢えない君に届け
やがて雪解けと共に現れる
春の息吹に揺れ動く心は
切ない雪の夜に見た幻を
望む現実へと姿を変え
真実の愛が目覚めるだろう
一夜限りの異次元の世界よ
果てしなく広がる白闇の世界よ
夢にまで見た君との世界よ
太陽が輝く季節が訪れたなら
未だ見ぬ雪解けの景色は
僕だけの楽園となる
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