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. それは、元冶元年六月五日のことだった。 京都は祇園の旅籠、池田屋には大勢の倒幕浪士が集まっていた。 事前に池田屋に張り込んでいた山崎の情報のもと、新選組は池田屋を襲撃した。 「新選組、御用改めである!」 どっと雪崩込む新選組隊士。 その中に、一番隊組長沖田総司はいた。 総司にとってこの騒動は、単なる御用改めではない。 自分の将来を左右させる一夜であった。 .
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