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布
寒くて引き寄せた綺麗な布は
私に触れる面積が増える度に
薄汚れていく
私に触れないで
君を汚してしまうからではなく
君の綺麗さを知りたくないから
強くて私なんかが触れたって
壊れやしない事なんか
知りたくないんだ
君を大切だと認めたくない
失う怖さを繰り返したくない
1人の寂しさを…
分かってるよ
逃げてるだけだって
でも君
笑って私を包むでしょ?
私
喜んでしまうよ…
同時に
胸が痛む
あの人が泣く
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