大切な先輩

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「まこ、団子食べようよ」 「そうだそうだ! まこちゃん、食べよ?」 葉月と副会長の必死な声 三上先生のことを報告してからずっとこんな感じで励ましてくれてる 副会長は元から私が先生に好意を持ってたのは気付いてたみたいで 私って分かりやすいのかな、 と思った 桜井先輩はさっきから私をじろじろ見ながら何か考え込んでいる 「団子はいいや…」 苦笑いで私は2人に答えて歩きだす 正直今は1人でいたい でも2人の優しさを無駄には出来ない 「じ、じゃあ…八つ橋買いにいく?」 「あ、いいねぇ まこちゃん行こうよ」 「私は気にしないで。 そんなへこんでないから 思ったより好きじゃなかったみたい だからいつもみたいにイチャイチャしてていいから」 「「でも…………」」 「ほら、 さっさと手を繋いで歩く!」 私を気にする2人の手を無理やり繋がせ前に押し出す
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