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桜井先輩の暖かい言葉に胸が熱くなり、私は正直に話すことにした。
胸がズキズキすること、三上先生とのことが幸せでもあったこと、まだ好きだと言うこと。
それと…
高柳先生にドキドキしたこと、嫌われてしまったこと
先輩は真剣な顔で聞いていた
「2人から嫌われてしまいました…
私を元気付けてくれた大切な人達だったのに。」
「別に…嫌ってはいねーと思うよ
まこは良い奴って一番近くにいたあいつらが一番知ってるだろうし。
だから安心しな。」
先輩が優しく諭すように頭を撫でてくれる
その様子に心が少しホッとする
「ただ、高柳には謝った方がいいかもな
きっと心配してんだよ。
三上にあんだけ傷つけられてまだ想いがあるまこのことを。」
「えっ…、!」
「あ、高柳せんせー!
どこ行ってたんですか?
探しましたよ!」
ふと後ろから大橋先生の声がする
私達は会話を中断し、振り向いて先生達を見た
「すいません大橋先生!
ちょっと三上を起こしに!」
そこには例の爽やか高柳先生と横には笑顔な三上先生がいる
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