1265人が本棚に入れています
本棚に追加
教室に向かう途中で肩をトントンと叩かれる
「あ、三上先生…。」
「よっ!ナイス司会!!」
ぐー!と指をたてて笑顔でウインクする先生。
初めてみるあどけない笑顔になぜか胸がドキっとした。
なんかこの人って不思議な力を持ってるような気がする
人懐っこい性格だからなのかもしれないけど、男が苦手な私でもこの人なら普通に喋っても大丈夫な気がして…
魔法にかかったみたいだ
「や、やめてくださいよ
恥ずかしかったんですから」
「そっ?面白かったけど」
「ウケ狙ったつもりないですけど…。」
「またまたぁ、ちょっと狙ったでしょ?
てか君、何年何組?」
「私は2年B組です。」
「あっ、じゃあ俺担任じゃん」
「はい。
よろしくお願いします」
「おう!名前は?」
「伊東まこです。」
「へぇー、可愛い名前だね」
ニッと笑う先生
「……………////」
そんなこと…、
初めて言われた。
また胸がドキドキした気がした。
最初のコメントを投稿しよう!