大切な先輩

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「桜井くん!」 そんなことをぼんやり考えてたら大橋先生が先輩の名前を呼びながらこっちに走ってくる わざわざ胸をゆっさゆっさしながら! 「うわぁ、たまりませんなぁ」 ……………(-"-;) やっぱうらやましくないかも… てか大橋先生がこっちに来るってことは…、 「あ、まこ。」 必然的にあの2人も来るってことだよね 三上先生は少し気まずそうに私の名前を呼び、高柳先生は不機嫌そうな顔になって目さえ合わせてくれない 大橋先生とはあんな楽しそうだったのにね2人とも。 「桜井くん、今何してるの?」 「適当にぶらぶらしてるだけっすよ」 先輩は私の頭を撫で続けたまま答える 「そう。 なら私達と一緒に回る? 2人だけじゃつまらないでしょ?」 その行動が気にくわないのか私を睨む先生 伊東さんなんかといても何も楽しくないでしょう? みたいな言いぶりだ 「え、いいんすか!」 でも先輩はそんな嫌味にも全く気づかず目を輝かす そりゃそうだ 美人が誘ってんだから
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