大切な先輩

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いいよいいよ。 先輩だけ回ればいいよ。 と思いながらうつむいてたら 「いや、やっぱいいっす」 と先輩が言った 私は驚いて先輩を見上げる 「えっ?なんでよ!」 大橋先生も断られたのが信じられないらしく目を見開く 「あー、しいて言うなら俺の大切な後輩を傷つけた奴がいるからですかね…。」 そう言いながら三上先生を睨む先輩 「なにそれ?」と言う大橋先生を無視して、三上先生を睨みながら先輩は話しを続ける 「俺、許さないよ。 あんたの気持ちも分からないでもないけどさ、自己中すぎねぇ? 最低だな」 「先輩…。」 三上先生は辛そうに下を向く 「なんとか言えよ三上!」 怒鳴る先輩 「ちょっと桜井くん! どうしたの?」 今にも殴りかかりそうな桜井先輩を止めながら言う 私もびっくりした。 だって先輩さっきまでそんな怒った素振り見せてなかったし…。 まぁ確かに許さないとは言ってたけど。
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