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ただ呆然と立ち尽くす。
少し先には高柳先生と大橋先生が抱き合ったまま。
私はなぜか動けなかった
そして頬に温かいものが流れた。
あ、れ…?
もしかして私、泣いて…る?
なんで?
なんで私、涙がとまらないんだろう?
「まこっ?」
誰かの呼ぶ声にハッとする
私は思わず声を無視してその場から走り去った。
「あ、え?
まこっ?まこってば!」
声はしばらく私の名前を呼んでいたけど、しばらく走って諦めたようだ。
私は近くの資料室に入らせてもらって、とりあえず落ち着くことにした。
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