分からないココロ

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ぱちぱち…。 ぱちぱちぱちぱち…。 ん~、ここはどこ? 目が覚めたら白い天井が見えた。 あ、そうか。 私、先輩と話してて、そんで寝ちゃって… 「あ、 目、覚めた?」 「あ、はい先輩。 すいません、こんなとこで寝ちゃって…」 「はっ?」 「えっ?」 「バーカ。寝ぼけてんな! 俺は先輩じゃねーし、ここは化学教官室だ」 先輩じゃなくて、ここは化学教官室… え、化学教官室!? ってことは今にいるのは… 「高柳先生……。」 「やっと気付いたかよ。」 「あ、先輩は?」 「先輩? あぁお前にくそ甘いあいつのことか。 あいつならお前が寝ててオロオロしてんのをたまたま俺が見かけて、授業始まってたし、教室に戻らした つかお前、あんなとこで何してたんだよ。」 ギクッ! 高柳先生と大橋先生を見て泣いてましたなんて言えないよ。 「………………」 「言えない理由ってことか。 何、お前、三上からあいつに乗り換えたわけ? そんでイチャイチャしてたんだ?」 「ち、違っ…」 「違う?違わねーだろ。 抱き合ってたし。 学校でイチャイチャすんなよ!」 「それは…! 第一先生だって人のこと言えないじゃないですか!」 「はっ?」 「先生だって先生だって…」 いけない、また涙が出てきた。
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