1265人が本棚に入れています
本棚に追加
そう思った瞬間、
ポロポロとまた涙がこぼれる。
「え、まこ?」
先生が私を見て目を見開く。
また高柳先生みたいにめんどくさがられるのは嫌だったから私は唇を噛んで涙をこらえようとする。
こらえきれてないけど。
「はぁ………」
先生が頭を抱えてる
このままじゃ三上先生にも呆れられちゃうよ…。
「ご、ごめんなさ…ぃ
すぐ泣き止みますから…
だからめんどくさがらないで。
三上先生まで私を見放さないで……。」
「俺まで?
誰がまこを見放したのかわかんねーけど、めんどくさいなんて思ってないよ。」
「でも…ため息ついたから…」
「あぁ、俺何してんだろうって思って。
自分勝手にまこの心の中に侵入して、泣かせて。
ごめんな。
俺、そろそろ帰るわ。
ちょっと頭冷やす。」
「え、三上先生!?」
もう行っちゃうんだ…。
なんか寂しいな…。
最初のコメントを投稿しよう!