分からないココロ

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翌日。 熱が下がらず私は学校を休むことにした。 高柳先生は授業かなー、とか 大橋先生とお昼食べてるのかな、とか 思いながら過ごしていた。  ************ 「まこ!まこ!」 ばんっ! という大きな音とともに扉が開く そこにははぁはぁと興奮したお母さんの姿。 ムードぶち壊し…。 「なに、お母さん。」 「玄関にイケメンが! すっごいイケメンがいて、! まこがどうのこうのって言ってるから…」 イケメン…? 誰だろうか? 興奮するお母さんと一緒に下に降りると、 「よ、まこ! 体調はどうっ?」 制服姿で右手にコンビニ袋を持った桜井先輩がいた。―――
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