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まこが学校を飛び出した日の俺は、少しおかしかったのかもしれない……。
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「三上先生、伊東まこがいないんですが、何か聞いていますか?」
1限の授業がない俺は自分の教官室でテストの採点をしていたとき、大橋先生が俺にこう尋ねてきた。
まこがいない、…?
どういうこと…?
「え……?」
「伊東まこが教室にいないんです!
誰に聞いても知らないと言うので気になって…。」
まこが教室にいない!?
あの真面目なまこが授業をサボるなんて信じられない。
ということは何かあったのだろうか。
あ、!
もしかして誰かにいじめられてるとか?
どこかに倒れてるなんてこともありうる…。
俺が助けにいかなきゃ。
「え、三上先生!?」
いきなり走り出した俺に梨子さんは驚き、俺を呼んだが構わず走った。
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