変な気持ち

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高柳先生は化学の先生って言ってたから、化学教官室にいるよね 行ってみよ! 「三上先生はぁ、彼女いるんですかー?」 2-Bの教室の前を歩いていたとき、三上先生という言葉に足がとまる 「んー?どっちに見える?」 三上先生は相変わらずにこにこしながら女生徒の顔をのぞきこんでいる なぜか少し胸が痛くなった 「いそうに見える! 答えは?」 「ひみつー。」 秘密かい! って私は何を気にしてるんだ 早く高柳先生のとこ行こ! 化学教官室の前 扉をノックする 「はい。」 「失礼します。」 中には白衣姿の高柳先生がこちらを見向きもせず自分デスクを黙々と整理していた 他の先生はいないみたい 「高柳先生、会長が呼んでます」 「はっ?」 やっとこちらを向く先生 「あ、お前今朝のやつ…。 つか、なんで俺が呼ばれんだよ?」 「それは知りません」 「ふーん。 どこいけばいいの?」 「生徒会室です。 でも、まだ案内してなかったですね。 ご案内致します。」
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