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朝、黒板を見たら
席自由 by三上
と汚い字で書いてあった
私はキョロキョロしてると葉月が後ろの席を取っておいてくれていた
「葉月、ありがとう」
「ううん。
私こそ昨日ありがとう。」
「全然いいよ
副会長とらぶらぶで羨ましかったよ」
「らぶらぶなんて恥ずかしいよぉ。
まこは?
好きな子とかいないの?」
好きな人…かぁ。
お前、三上のこと好きなわけ?
高柳先生の言葉がフラッシュバックしてきて思わず赤面する私
「あれー?
赤くなるってことはもしかしている?」
「いないいない!」
「嘘だぁ~いるでしょ?」
「なになにぃ?
その話し俺にも詳しく教えて?」
「わ、わ、三上先生!」
急な三上先生の登場に耳までさらに真っ赤になる
「まこ、顔真っ赤だよ。」
先生が笑顔で言うからもう恥ずかしくて顔が火をふきそうになる
「先生、HR早くやらんと!」
葉月がそんな私を見て先生に声をかける
「あ、そうだね。
みんな席着いてー」
先生は私から離れてくれた
「まこ、三上先生が好きなんだ
これからが大変だね」
あれだけ赤面した手前
だから違うってー。
と言っても信じてもらえるはずはなく、
私は本当のことを言うことにした。
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