まこちゃんと先生

ブスなんて思うな

放課後―

私と葉月は仲良く生徒会室に入る

｢お・そ・い｣

会長が恐ろしい顔でこちらを睨んでる

どうやら今日は会長の機嫌が悪いみたいだ。
｢す、すいません｣

別に遅刻したわけじゃないけど二人でペコッと頭を下げ、笑顔で別々の机に座る

すると目の前に大量の資料が置かれた

｢この資料を1枚にまとめてプリントアウトしてね
期限は今日まで
よろしく。｣

えぇ！今日まで？
だって大量だよ？
無理に決まってるじゃん

｢返事は？｣

｢はい…。｣

でも会長に逆らえるはずもなく大人しくやるしかない

｢ごめんねー。
会長、新入生が一人も生徒会に入らないことにイライラしてて…
僕が代わろうか？｣

副会長がボソッと言う

｢その優しさだけ頂いときます
それより雄也さん今日はモデルの仕事は？｣

｢今日はないよー。なんで？｣

｢じゃあ調度よかった
帰り遅くなりそうなんで葉月に私なんて気にせず副会長と仲良く帰ってね、って伝えてください｣

｢分かった。
ただまこちゃんもあんまり遅くならないようにね
危ないからね！｣

｢はい。
じゃあ私パソコン室に行きますね｣

｢いってらっしゃい｣

副会長はいい人だ。
昔から私にも優しくて、とてもよくしてもらってる

葉月とは本当にベストカップルだと思う

私は三上先生とどうなりたいのかな…？