ブスなんて思うな

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現在午後7時を過ぎた レポートを頼まれてから3時間が過ぎようとしている 会長は私の2倍以上ある資料をまとめる作業をしていたが、さっさと終えてしまい、先帰るから机にプリント置いといて、と言って帰っていった ということで今私の置かれてる状況は 真っ暗な外+誰もいない学校の教室 ということになる。 体がでかいくせに怖がりの私は今にも泣きそうだ 早く片付けないと! 私は再びワープロに手をつける がったん! そのとき何か後ろから大きな音がした 心臓がドキドキする も、もしかして、 お、お、おばけ…? 涙がどぼどぼでてくる 「あれ、お前まだいたの?」 へっ? チラッと後ろを見ると高柳先生がいた 私はあわてて涙をふき、何事もなかったようにワープロをうつ 「はい、仕事がなかなか終わらなくて」 「ふーん。」 先生はそう言って私の後ろの席に座る 私は不思議そうな顔でそれを見ていると 「お前、怖かったんだろ? だからここにいてやる。」 といわれた。 猛烈に高柳先生に感謝だ 私は仕事を再開する そして30分後… 「完成したぁ!」 遂に完成した。 「じゃあ早く帰りの準備してこい 車で送ってくから」 「いや、一人で帰れますから大丈夫ですよ」 「はっ? こんな時間に女一人で帰らせられるわけねぇだろ」 「やだなぁ先生。 私を襲う男なんていませんって」 「いいから! 帰りの準備したら教室で待ってろ。 俺、そのプリント生徒会室においたら教室行くから」 そう言って先生はプリントを持って走っていってしまった
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