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「デブに関しては努力しないお前が悪い。
痩せようと思えば痩せれることなんだから
言われたくなかったらやせろ。」
「そうですね…。」
先生、ほんとのことだから仕方ないけどもっとオブラートに包んでください…。泣
「でもさ、ブスに関しては気にすんなよ!」
「へっ?」
「だってその人をブスと思うか可愛いと思うかは人によって違うからさ。
どうしようもないことなんだよ」
「……………。」
そうだよね。
どうしようもないよね…。
「ただ俺はさ、お前のことブスなんて思ったことねーから」
えっ……?
私はびっくりして先生を見つめる
「イケメンの俺がお前をブスじゃないっていってんだ
だからお前はブスじゃねーんだよ
いいか?
俺以下の顔の男の発言なんて気にすんな
自分のことブスなんて思うな!
もっと自分に自信持てよ!」
先生にポンっと肩を叩く
その瞬間、何かの魔法が解けたように涙がこぼれた
今まで人前で泣いたことなんてなかったのに。
どんなにいじめられた時だって、歯をくいしばって我慢したのに。
泣いたら自分の負けのような気がして、ずっと耐えてきたのに。
先生が肩を叩いた瞬間、それまで我慢していた涙が全部でてきた
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