笑顔になって

2/19
前へ
/159ページ
次へ
翌朝― 下駄箱で上履きに履き替えてると、前に同じクラスの男子があらわれる 自分に自信を持て! 頭の中で先生の言葉が浮かぶ 私は深呼吸をしながら手をぎゅっと握りしめ 彼に近づく 「お……「拓哉ぁ。おはっ!」 「おう、おはっ!」 失敗………。 おはようと言う前に他の子に先を越されてしまった。 「あぁー惜しいっ!」 私が言う前に後ろからが聞こえて振り向くと、私よりも悔しそうな顔をした三上先生がいた 「三上先生!」 「まこ、惜しい! あとちょっとで声かけられたのにね」 「まぁ、……」 先生に見られてたんだ。 恥ずかしっ! 「でもまこってさ男子のこと避けてた感じだったからさ。 こんな光景が見られて先生は嬉しいよ」 うんうん、とうなずきながら言う先生 「先生…。」 「どういった心境の変化なの? もしかして恋か!? 拓哉に恋しちゃったのか?」 ほっぺたをツンツンつついてからかってくる 「ち、違いますよぉ!?」 多分今顔真っ赤だろうなぁ。 案の定 「顔真っ赤だよ?」 と言われる 「別にそんなこ「三上先生!」 またしても声をさえぎられる
/159ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1265人が本棚に入れています
本棚に追加