笑顔になって

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声の主は2年で有名なギャル集団 見るからにあんたはどっか行きなさい、って顔で私を見てる 「じゃ、先生また後で」 私は当然その場を去る 「えっ?まこ?」 「先生、また後でって言ってんだからいいじゃないですか。 私達と行きましょ。」 「あ、うん。」 そんな声をうっすら背後から聞きながら― まぁ三上先生は私のものじゃないんだから仕方ない 今しゃべりかけてくれただけありがたく思わなきゃ! にしても、スーツにカバンを肩にかついだ先生の姿 かっこよかったなぁ… 「あっ!まこだぁ! おはよー! 何にやにやしてんの?」 「葉月!おはよ! にやにやなんてしてないよ あっ、副会長もいたんですか おはようございます」 「おはよう、まこちゃん。 昨日の帰りは大丈夫だった?」 「はい。高柳先生が車で送ってくれたんで全然平気ですよ」 「高柳先生? あのイケメンな? まこ、浮気はダメだよ」 「別にそんなんじゃないよぉ」 「私に詳しく聞かせなさい! 雄也、じゃあまた生徒会で ばいばぁーい」 葉月は私を連行する 「副会長、さようならぁ」
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