笑顔になって

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「おい。」 ひぃぃぃ! 私は背中が凍りつく 「お前ら、どういうつもりだ こんなもん俺に見せて。」 「な、なんのことですか? 副会長がおいたんじゃないんですか?」 副会長、すいません! とわびながらしらばっくれる 「お前らが本棚にこれ入れたの見たからばれてんだよ」 「え、…」 万事休す。 「で、こんなん見せてどういうつもりだよ」 「いや、その、」 「俺をムラムラさせて襲ってほしかった?」 「そ、そんなことは絶対ないです! だ、だだだ断じてない!!」 だ、だだだ とか言っちゃった。 これじゃ襲ってほしいって言ってるようなもんじゃん。 そんな目的でおいたんじゃないのに。 でも先生に襲われたら、なんて考えて勝手に動揺して声がうわずってしまった 何考えてんだか。 「ま、断じてないとしても実際俺ムラムラしちゃったからさ、責任とってよ」 しらっと言う先生 「う、うそだ! 本見たとき全然動じてなかったじゃん」 バンっ!! 先生は私の腕をつかみ壁におしやる 左右には先生の引き締まった腕 目の前には真っ直ぐ私をみすえた先生 そのあまりのかっこよさと色気に酔いそうになる
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