笑顔になって

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「す、好きじゃ…」 「好きじゃないから安心しろ」 私の言葉わ高柳先生がさえぎる 「えっ、でもあんなことって」 「気になるか三上?」 「気になります。」 二人の顔は真剣そのもの。 私はどうすればいいか分からず二人を見比べることしかできない 「教えねー」 えっ?なんで言わないの? 高柳先生なに考えてるの? さっきから意味深な発言ばっかして。 三上先生にばらしたいなら早くばらせばいいじゃん こいつは最低なやつですよ、って言えばいいじゃん! 「知りたいなら伊東に聞けば?」 「えっ?」 動揺する。 言いたくないよ… 恋愛なんてしないって決めたなら言えるはずなのに言えない私はズルい 心の底が三上先生に嫌われたくないと思ってる 三上先生がこちらをちらりと見た 「いや、まこが言いたくなさそうな顔してるのに聞いたりしません」 どこまで優しい人なんだ 「さすが三上だな。 女心がよくお分かりで。」 「言い方が悪いなぁ広大さん」 ばちばち火花が散ってるのが分かった 三上先生は笑ってるけどその笑顔がとても怖い 高柳先生は全く無表情 一体私はどうしたらいいのでしょうか?泣
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