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「いいとこ?」
「うん、行ってからのお楽しみね」
どこだろう…?
私はワクワクしながら窓を見る
それから20分くらいたったろうか…?
ライトアップされた桜は姿を消しだんだん暗くなる
みるものがなくなった私はキョロキョロする
「もうすぐだよ」
先生が声を出したと同時に車は山道にさしかかる
どんどんどんどん上に登っていく先生
その間、下の街の景色がチラチラ見える
先生はこれが見せたいのかな?
そうか、少女漫画でよくあるやつだ
女の子に夜景を見せてあげる、って。
私、憧れてたんだよね。
しかも大好きな先生になんて幸せすぎる
私は後での楽しみのためなるべく夜景を見ないようにしながらただ前を見ていた
でも、いつしかそんな景色もなくなりあたりが真っ暗
予想してたものと違う光景にとまどう
も、もしかしてこの辺でポイとかされないよね…?
いや先生に限ってそんなことあるわけない!
そんなとき先生が車をとめる
「よし、行こうか。」
「は、はい…」
なんかよく分かんないけど、とりあえず車から降りる
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