素敵なプレゼント

4/7
前へ
/159ページ
次へ
「あ、やべっ! もうこんな時間だ まこ、早く帰らないと!」 先生が私の手を取り、車へ向かう 気づいたら21時を回っていた 車に乗ってから携帯を確認すると親からの大量の履歴 「あちゃ~、親に連絡忘れてたぁ」 私はつぶやく モヤモヤした心を押し流すように明るく。 「まじで? 心配してるでしょ。 早く電話かけな」 「は、はい!」 私は家の電話に連絡する ワンコールで母親がでた 「もしもし、まこ? 何してんのよ! あんたトロいとこあるからお母さん、心配で心配で」 ホッとしたような声 「ごめんなさい…」 「まぁいいわ とりあえず早く帰ってきなさい そのあと話しはみっちり聞きますから」 「はい…」 電話が切れる ちょっと怒ってる感じだ はぁ、何て言えばいいんだろうか? 「大丈夫だった?」 そんな私を見て先生が聞く 「はい…。」 「そう、良かった。 ただ俺がまこを勝手に連れだしたんだし、まこの家に一緒に行って事情を話すよ」 「え、いいですよ そんな悪いですって」 「だーめ。 担任として、ちゃんと親に話さないと気がすまない 分かった?」 「はい。」 なんか、悪いなぁ… 「うん。 じゃあまこの家行くからナビして!」 私は先生に道を教えながら車は進む
/159ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1265人が本棚に入れています
本棚に追加