素敵なプレゼント

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「いえいえ。 そんな頭をあげて下さい ほんとに僕が勝手に連れていっただけなのでまこさんは悪くないですよ」 「分かりました。 わざわざありがとうございました。」 「じゃあ僕はこれで… 失礼します」 先生は玄関のドアを開ける 「先生、ありがとうございました!」 私がそう言うと先生は笑ってばいばい、と手を振ってくれた ドアがしまる 私は部屋の中に入ろうとしたら腕を捕まれた まぁ、そうだよね… 「す、すいませんでした」 おとなしく謝る 「はっ? そんなことどうでもいいのよ それよりあのイケメンほんとに担任?」 「う、うん」 「えー、いいないいな しかもまこをドライブに連れてってくれたなんて脈あり? ね、脈あり?」 忘れてたけど、お母さんはジャニーズが大好きなんだった…。 でも残念ながら脈などあるわけない。 「脈なし。 先生と私はあくまでも先生と生徒、それだけだから」 そう言って私は部屋に入る 「えっ? まこご飯はぁ?」 下からお母さんの声? 「いらない」 「あらぁ、珍しいこともあるもんねぇ」 「……………」 私はベッドにもぐりこむ
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