先生の秘密

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気づいたら朝になってた。 あれからいつの間にか寝ちゃったんだ 私は制服に着替え学校に向かう ぼーっとした頭のまま下駄箱に向かうと、白衣姿の高柳先生が下駄箱にもたれかかって立っていた 大嫌いなんて言った手前気まずくて通りすぎようとしたら、腕を捕まれた 「おい、シカトしてんじゃねーよ」 「あ、すいません おはようございます」 「ちょっと話ある ついてこい。」 丁寧にお辞儀までした私の挨拶を無視してスタスタと歩きだす 先生機嫌悪い…? 昨日のこと怒られるかも 私は後が怖いので黙ってついていくことにする ついたのは化学教官室 「入れ」 「はい…」 中には誰もいなかった 「座れば?」 先生は近くのソファーに座って、私にも前に座るようにすすめる 「じゃあ…失礼します。」 何を言われるんだろうか? 私は先生をじっと見る 先生はしばらくの沈黙の後、口を開く 「……悪かった…」
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