先生の秘密

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てか美人なのに自分に自信を持ってないとか謙虚すぎるよ 私に勝ち目なし… あーあ。 「あ、喋りすぎた。 これ以上は三上のプライベートだから聞くなよ 俺にも三上にも。」 「はい。」 そのとき鐘がなる クラス朝礼が始まったことを知らせる鐘だ いつの間にかだいぶ時間がたってたみたい 先生は慌てて自分のクラスの朝礼に行くため準備をしている 私もカバンをまとめて行かなきゃいけないんだけど、今三上先生に会いたくないな… だから私はソファーに座ったままぼんやり高柳先生を見る そしたら高柳先生が不思議そうな顔をしている 「おい、大好きな三上の朝礼だろ? 早く行けよ。」 「……嫌です」 思わずわがままを言う 予想外の返答に先生は少し驚いてる ほんとに行きたくないんだもん 「…ったく。…… わがままこくな!」 先生は呆れている そして、次の瞬間… 信じられないことがおこる 「ほら、早く行くぞ」 「きゃ……」 何が起こったかまだ把握できない でも、気付いたら先生が私を持ち上げて、 お姫様だっこをしていた
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