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しかし………
先生は全く疲れることなく3階分の階段も難なく登りきる
もうすぐ私の教室につく
そしたら三上先生がいる
ああ嫌だよぉ…。
「んな、あからさまに嫌そうな顔すんな。
三上お前がいないこと、心配してると思うぜ?」
「心配されても嬉しくない…」
どうせ私なんて先生にとっては大事な生徒でしかないんだから…
そうこうしている間に教室についた
先生はこの体制のまま平然とドアを開ける
「え、ちょ、先生。
降ろしてよ!」
がらがらがらがら…
間に合わなかった…
クラスメイトの全視線がこちらに向く
きゃー、高柳先生
という声が響く
「あれ?広大さん?」
三上先生だ。
黒板にチョークをつけたまま驚いている
「三上、忘れ物。」
そう言って先生は私の席に降ろしてくれた
「えっ、えっ?」
三上先生は戸惑っている
葉月もみんなもそんな様子だ。
先生、どうすんのよぉ…?
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