先生の秘密

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「でも意外とすぐ立ち直って合コンとか行ってるみたい だからまこにもチャンスあるよ!」 きっと今も立ち直れてない、私はそう思った じゃなきゃあんな切ない顔しないもん それにその人以来誰も桜の木に連れてきてないみたいだし…。 先生の年齢から5年前をひくとちょうど大学時代になる 大切な人とはその人確定だ きっと三上先生はその人が帰ってくるのをずっと待ってんだ。 桜の木はその人だけとの思い出なのかな? あの日、私と行って、その人と行った気分を味わいたかったのかな? 顔は全然ちがうけど、もしその人の代わりになれてるなら…。 それでもいいかな…? 「まこ…?」 はっ! 自分の世界に入っちゃってた 「あ、ごめんごめん」 「もぉ! あ、ちなみにこの写真、高柳先生もいるんだよ どこでしょう?」 高柳先生かぁ… うーん………… 見つからないけど… 「え、いる?」 「いるよ 私も驚いたんだけど」 どこだ? くまなく写真を調べると、 「あ! え、笑ってる?」 そこにいたのは ものすごい笑顔な高柳先生がいた
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