1265人が本棚に入れています
本棚に追加
/159ページ
「よーし、じゃあみんなクラスごとにバス乗って!」
三上先生の指示
「じゃあまこちゃん
またあとで!」
先輩はそう言って周りで私達のやり取りをうらめしそうに見てたファンの子達の方に行ってしまった
あぁあ…
肩なんて組んじゃって
まるで昔の三上先生だよ
「まこぉ。
バス乗ろう!」
葉月が私を呼びに来たのでクラスのバスに行く
バスの入口付近では先生が周りの女生徒達と楽しそうに話してた
みんなミニスカはいて可愛いなぁ…
うらやましいかぎりだよ
はぁ、とため息をつきながらバスの入口に向かう
「おう、まこと葉月おはよう」
先生は私達に気づいて笑顔で挨拶してくれた
「おはようございます」
私もできるだけ笑って挨拶すると先生がこちらをまじまじみてくる
「…………?」
「まこ、いつもと雰囲気違うね」
あ、気づいてくれたんだ…
なんか嬉しいな。
でも恥ずかしくて素直になれない
「変ですか?」
ありがとうございます、って言えたらいいのにね。
「ううん。可愛いよ
すっごい似合ってる」
でもそんな私にもふわっと笑って先生は誉めてくれた
最初のコメントを投稿しよう!