苦いキス

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その笑顔に思わず見とれてしまう。 でも三上先生の隣りにいる子達がものすごい形相で睨んでるのを見てハッとする 「ありがとうございます!」 ペコッと先生にお辞儀をしてここは退散しよう! 前にいた葉月を押しながらバスの中に入る 「ちょっと! せっかくいい雰囲気だったのに逃げちゃだめでしょ!」 「だって、怖いから…」 「負けちゃだめよ、まこ! あいつらなんて化粧でごまかしてるだけなんだから!」 「………………」 葉月さん言い過ぎっす… 「まぁいいわ。 まだチャンスはあるんだし、とりあえず席に座ろっか」 座席を見つけて座る 私は前から2列目の窓側の席 葉月は私の隣なんだけど、さっきから通路はさんで隣の人に話しかけられてる しょうがないから窓から景色でも見ようと窓を見ると1年生のバスがあった 「あ、高柳先生がいる…」 隣のバスの1番前の席で本を読るみたい やっぱかっこいいなぁ じぃーっと見てたら目があった
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