苦いキス

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先生は口をパクパクして何か言っている 「…………?」 よく分かんなくて首を傾げてると、もう一度ゆっくりやってくれる 私はそれを真剣に解読する 「おれに…」 「みとれてんじゃ…」 「ねーよっ…」 んーっと文を繋げると… 「俺にみとれてんじゃねーよ… ………なっ!//」 みとれてたことバレてる かぁーっと顔が一気に赤くなった 先生はそれを見て満足そうに読書に戻った くそー! 完全にからかわれてるしっ! でも先生は全く反応する様子がないので諦めて前を向くと三上先生がバスに乗りこんでいた さっきの女の子達も一緒に乗っている 「よーっし、全員いるかぁ?」 三上先生が通路を通って生徒の人数を数える きつめの香水の香りがただよう 三上先生のにおいだぁ! それを堪能していたら葉月に変な目で見られた やばいやばい… 「全員いるね! じゃあ出発しまーす」 バスが動きだした
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