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「なーによ、一哉くんったら
ああやって私にはいっつも無愛想なのよ」
葉月はぷぅっと膨れながら先輩と副会長のところに戻る
二人の腕に葉月が絡みつくと先輩は慌ててそれを外す
なーんか、今の先輩の態度見てたらもしかして…
「杉山のこと好きなんじゃないか、って?」
「わっ!高柳先生!」
いきなり高柳先生があらわれて私の心を読む
「よっ!」
先生は私に手を振ってくれたけど横には大橋先生がいて、私の存在をけむたそうに見てる
「おはようございます…」
大橋先生に目をつけられたら後が怖いからとりあえず黙って去ろう、と思って挨拶だけして葉月達についていこうとしたら高柳先生に服を捕まれた
「まだなにか?」
もぅ!大橋先生が怖いんだってば!
高柳先生とめないでよ!
「なに怒ってんだよ?
んなことより三上ってどこ行った?」
「三上先生ですか?
私もよく分かんないです」
「あ、そう」
「高柳先生、売店の方じゃないですか?
行きましょうよ」
大橋先生の声がする
さっさとここから去りたい様子
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