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「う、うん。」
ここにいたら胸がおかしくなりそうだし、私は大人しく葉月に着いていくことにする
「まこちゃんってさ、三上のこと好きなの?」
葉月が副会長のところに行った隙に桜井先輩に言われた
「え、なんで…?」
「なんとなく。違った?」
なんて言えばいいかな?
はい、なんて言ったらお前には無理とか言われちゃう?
そう思ったら怖くて、でも嘘をつくのも違うなぁと思い、だまりこむ
「あれ、図星?」
「……………わ、笑わないでくださいね」
「なんで笑うの?」
「だって私、デブスなのに…
あんなモテる三上先生が好きなんですよ?
ほんとは人を好きになる資格すらないのに」
先輩になに言ってるんだろう?
最近はこうやって卑屈にならないようになってきたと思ったのに。
大橋先生と三上先生があまりにもお似合いだから…。
気づいたら涙がとまらなくなった
「きっと三上先生は大橋先生みたいな人が好きで、私なんて相手にすらされないのに…。
わら…っちゃぃ…ますよね…」
そう言ってとまらない涙を拭こうしたら、
腕を引き寄せられて先輩の胸の中にいた
「せ、先輩!?」
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