苦いキス

17/33

1265人が本棚に入れています
本棚に追加
/159ページ
でもちょっと目が赤い先輩を見て、先輩なりの照れ隠しなんだな、と思った 「私はデブスの胸でも良かったらですけどね」 私はあわてて付け足す 調子のるな、って思われたら嫌だし。 「大歓迎だよ」 先輩がにっとほほえむ とりあえず、喜んでもらえたのかな? 「ちょっとなに二人で楽しそうにしてるの?」 葉月が副会長とやってくる 仲良く手を握りながら…。 「まこちゃーん!」 それを見てさっそく胸を借りる先輩 さっそくかい! でも心強い仲間が出来たな。 少し嬉しくなった 「どうしたの?一哉 今からね、コンビニでガム買おうと思ってるけど、二人も行くよね?」 キョトンとしながら副会長が話す 「あ、はい。」 がしっと私に抱きつきながらすねてる先輩の代わりに私が答える 「うん、じゃあ行こうか。」 副会長と葉月は手を繋いだままコンビニへと行く 「桜井先輩、行きますよ! 離してください!」 「ん~…」 先輩はなかなか離してくれない 「それじゃ葉月が好きってばればれですよ。」
/159ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1265人が本棚に入れています
本棚に追加