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食事を終え、皿を台所に置くと清春は自分の部屋へと戻って行く。
ここ何年もこんな生活を繰り返している。
引きこもり生活を続ける清春は、ほとんどの時間を昼間でもカーテンの閉められた、薄暗い自分の部屋で過ごしていた。
自分の部屋から出るのは、トイレと風呂と、昼食を食べに誰もいないリビングに行く時だけであった。
夕食は、寿美子が清春の部屋の前に置いてくれるのを食べている。
清春は極力、寿美子と顔を会わさないようにしていた。
昨夜、寿美子と顔を会わせて会話をしたのは、実に数ヶ月ぶりの出来事であった。
普段の寿美子との会話は、寿美子が買い与えた携帯電話でしていた。
実に奇妙な親子である。
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