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清春は描き上げた寿美子の肖像画を丁寧にラッピングしだした。
どうやら、誕生日プレゼントとして寿美子にあげる様子だ。
ラッピングの作業を終えた清春は自分の頬を撫でた。
そして動きを止め、考え込んだ。
時計の針は十二時を少し回ったところだ。
寿美子が帰ってくるまで、まだ五時間以上ある。
清春は小一時間考え、ヒゲを剃ることにした。
清春は、寿美子の誕生日をこんな無精ヒゲでは祝えないと思たのである。
そして自分の部屋を出た清春は、同じ2階にある寿美子の寝室に向かった。
「…よし」
寿美子の部屋に入り、部屋の中を見回すと清春は呟いた。
寿美子の部屋を出た清春は、2階にある残りの部屋に入り、寿美子の部屋でしたように、部屋の中を見回す。
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