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どうやらお互いがお互いを変態だと思っていたらしい。 また美少女――リーサが割り込むようにして口を出した。 「まぁそう思っても仕方ないわよね、私ってこんなに可愛いんだもん」 ――自分で言うなよ… 確かにすごく可愛いけど。 「あのな、そういうことは自分で言わないの。 大体リーサが逃げたりするから変なことになったんだろ。 ――ああ、ほら怪我してるし。 これも詩織サンがやってくれたんだろ?ホントにいろいろごめんね、ありがとう」 娘の膝の絆創膏を見つけると礼を言った。何度も謝る零は話してみると全然冷たくなんかなくて、すごく親しみやすい。
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