俺。

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「男なら当たって砕けろ、だろ」 「俺、男じゃないかも」 「え、まじ」 「嘘に決まってんだろ」 こうやって聖とバカやって、彼女を眺めることができて、毎日は普通に楽しかった。 普通に楽しく過ごせたら、それでいいと思っていた。 彼女は僕を知らない。 僕は彼女を知ってる。 眺めることができないことに比べたら、それでもよかった。
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