悲劇の一週間前

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カンカンカン… 拍子木が鳴る。 狗弍代)---。----! 私は落語を始める。 私が言うのも何だけど、私は、多種多様性にいろんな声を出せる。男、女、おじさん、おばさん。 狗弍代)----。おあとがよろしいようで。 落語が終わる パチパチパチ… 拍手がなり……って少なっ!三人しか拍手してねぇ(泣) 小屋の楽屋に帰る時、記者の人達がうざいほどまわりにやってきた。 記者)私、○○落語という商いをしているのですが、、、どうでしょう。人間国宝になりませんか? 記者)私の所では、百パーセント人間国宝になれますが… ワラワラワラワラワラワラ… 狗弍代)うるさいです。今聞いた所で、私どこにも行きたくないんですけど。つーかおまえら落語今まで一度も聞いてないだろ(笑)顔でわかる(笑)それにさ、あたし拍手しない人大嫌いなんだよね…でてってくれない? 記者)そんなぁ…… とぼとぼと帰っていく記者達を見る 快感! 後ろで未来が拍手しているのがわかった。
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