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呼び何処からか地図を取り出した
「いい? みんな、今、私達がいるのはここよ」
部長は地図の左下を指を差す
そして左右に別れる2つの道の内、右の道をなぞった
「んで、今から行く道はこれね」
「あの部長……」
「ん? どうかした?」
「この道だけは流石に……」
何が何でもこの道だけは阻止しないと!
じゃなきゃ…! じゃなきゃ!!
「この道にはドクロマークが…」
「ん? ああ、これ? 気にしない気にしない」
「いやいやいや、気にしますよ!! 明らかに危険って事じゃないですか!! 止めましょうよ!」
「何言ってんの? いくら可愛いキュンキュだからと言っても容赦しないわよ」
な、何なの!? この部長のおっかない視線は! 今までに見たことも感じたこともない!!
殺気? …いや、それをも超えた視線……
僕がひるんでる隙に部長はいつの間にか3人からこの道でいいと承諾を得ていた
恐るべし部長
部長はもう行く気満々でなっちゃんと肩を組んで高々と笑っていた
「これはもう、どう否定してもダメそうか…」
肩をすくめていたら珍しく羅奈さんが声を掛けてきた
「大丈夫、何とかなるから」
「あ、うん…」
そう言って茶々丸さんの隣に行った
羅奈さんは僕にはあんまり声を掛けたりはしないんだけどこうして肩をすくめたり悩み困ってる時は声を掛けてくる
羅奈さんは3人の女子部員の中でも茶々丸さんとかなり仲が良いみたい
「さーて、みんな! 乗り込むわよ!!」
部長は意気揚々と出入り口を指揮官のように指差していた
「部長、乗り込むって言い方、ちょっとおかしくないですか?」
「そんなちっちゃな事はいいわよ、さっ行きましょ」
そう言ってスタスタと進んでいく
って、あっはんさんはどうするの?
まだ動ける状態じゃないし…でも、おいで行くのは……
「何してるのよ! 早く来ないとおいて行くわよ!!」
「あっ! ま、待って下さ~~い!」
みんなの後を追って全速力で走った
こうして僕ら(あっはんさんを除く)は墓地へと脚を踏み入れて行った……
ちなみにゴスロリを着ながら走るのは走りづらくって何度か転けそうなったよ
続く?!
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